母っちゃの介護(9)デイサービスでの送迎と通院介助の続き…
てが、前の(7)(8)(9)は補足みてだ話だので、正確には
母っちゃの介護(6)意識消失がらの続ぎさなります(;^ω^)
母っちゃが倒れるようになってから2年位経過観察状態だったんですが、
ある時診察か検査の時に倒れたんですよ。
で、担当医から
「意識消失は、アリセプトが原因だから止めます」
って言われ、アリセプトの服用が中止になりました。
そこから認知症の症状がみるみる悪くなりました(;´・ω・)
具体的に言うと、「せん妄」と「徘徊」です。。
せん妄ですが、
「病院の屋上に麦わら帽子をかぶったオバサンがいる!」
とか…
介護業界用語でいう所の「作話(さくわ と読みます)」がめっちゃ増えました。
「おがさま(ちゅわこが生まれる前に亡くなった母方のお婆さん)が
なんとかって言っているからそこに出かけなきゃいけない」
みたいな…
母っちゃを車に乗せて移動する時は後部座席に座らせるんですが、
運転中にドアを開けようとしたり、突然
「危ない!!!」
って叫ぶんで、慌てて急ブレーキを踏みかけたりしました(;´・ω・)
母っちゃには、車の前に人が飛び出して見えるんですが、
実際にはその人は居ないんです。
※最近、VRでレビー小体型認知症の世界っていうのが公開されてるんですよね。
もしご家族や知人がレビー小体型認知症の方で興味ある方は、
YouTubeとかで「VR レビー 認知症」で検索して見てほしいです。
病気とはいえ、これはさすがにキツイですよ。。
幻視・幻聴から来るのもあるんでしょうけども、不安感も半端なかったです。
レビーに限らず、認知症の介護されてる方なら恐らく皆様経験されてると思いますが、
「財布はどこにいった?」とか「明日は(デイは)休みなんだよね?」とか…
2~3分置きに聞いてきます。
2~3分前の記憶は既にありません。
一日トータルだと数百回とか普通にあります(^-^;
そこからさらに付随してるのか分かりませんが…常にうつ状態で、
「お母あが死ねばいいんだ」
時に刃物とか持ち出してきて慌てて止めて、その後は刃物を隠したりしました。
その辺りから、妹が夜勤の仕事を辞めて、
母っちゃの介護に専念するようになったんですが、
持て余すようになってきていました。
当時デイサービスは火曜と金曜の週二回でしたが、
デイに行く前日の夜(月曜日と木曜日の夜)はなかなか寝てくれず、
夜遅くまで
「明日はデイなんだよね?」
を繰り返します。
で、デイ当日の朝になって
「寝てないから休む」
としつこく言ってくるんです。
あまりのしつこさに根負けして電話してしまう→妹が終日付きっぱなし状態。。
外に散歩に連れ出したりして、母っちゃの気を紛らわせようとするんですが、
数分おきに
「今日は(デイは)お休みなんだよね?」
と確認、二言目には、
「お母あが死ねばいいんだ」
と興奮するため、妹も気が休まる暇がない状態でした。
デイ通所日の前日以外は、割と早く寝てくれるため、
ちゅわこが仕事から帰ると、妹の気分転換も兼ねて、
妹とご飯のおかずの買い出しに出ていました。
が、ある日、ちゅわこと妹が外出してて戻ったら、
いつも寝ているはずの母っちゃがちゅわこ宅の周りをうろついてるんです。
ちゅわこと妹が居ないので、不安になって探し回っていたんだそうで、
ご近所や警察に連絡しようとしたらしい。
「アンタ達がいないから警察に電話しようとしたの。警察は2番だよね?」
と言ってました(いつの時代の電話番号だよ…)
その頃にはもう、母っちゃは電話をかけることができなくなっていました。
あと早朝、ちゅわこと妹が寝ている時間に起きて、
家を出て散歩したりした事がありました。
幸いにも何事も無かったのですが、ちゅわこ家の外階段が急だったり、
庭も石や木などの障害物がたくさんあるし、
何より、認知症の見当識障害?今いる場所もあやふやな状態なので、
一人では歩かせられないし。。
というわけで、日中は妹が、夜間~早朝はちゅわこが起きて、
24時間体制で母っちゃの面倒を看るようになりました。
ちゅわこも妹も気が強い方だとは思いますが(苦笑)
これはさすがにキツくて、妹がうつ状態になって行きました。
坂を転げ落ちるように認知症の症状が進行していくので、担当医に
「アリセプトを再開してほしい」
と訴えましたが、
「アリセプト続けてても、どうせ症状は進んでいくんだから」
と、聞き入れてもらえなかったですね…
※余談ですが、担当医が去年急に、
「意識消失の原因はレビーの症状だった」
って事になり、
「アリセプトは微量ならレビーの進行を抑制する」
とかいう話で、アリセプトが再開されました。
正直「遅せーよ」って思いましたけども…