母っちゃの介護(5)突発性腸間膜静脈硬化症、腰椎すべり症、レビー小体型認知症…

母っちゃの介護(4)デイサービスに通い始めるの続きです~。

デイサービスに通いはじめて1年目は、同じ話を繰り返す、物忘れ、
不眠と頻尿は続いてたけど、物忘れによる混乱や不安の症状が
随分と減って来ました。

あとデイで仲間が出来て、行ったら意外と楽しかったようで、
デイでの話もよく話すようになりました。

デイの行事で花見に行ったら、猿回しのサルがケガしてて休みだったとか(笑)
トキさんの指導が厳しくて、今まで自分がやっていた美術の知識が通用しないとか…
それはそれで勉強になって良かったとか言ってましたね(^-^;

今思えば1年目が一番調子良かったかな?
以前と同じって状態までは行かなかったけど、かなり回復してた時期がありました。

ちゅわこと妹で東京に旅行にも出れたし…
当時は母っちゃ一人にするとガスとか使われると不安だったので、
宅配弁当の配達を頼んで行ったりしてました。

冬にも一度行ったけど、その時はストーブが不安だったので、
ショートステイに行ってもらいました。

2年目に差し掛かったころに、腸の病気が発覚しました。
当時の病状メモが残ってましたんで載せときます。

腹痛を訴え、腸閉塞の疑いで、かかりつけの病院に入院。
アリセプト等は退院の頃まで中止になった。

検査したものの、原因が分からず、主治医の先生の勧めで、
セカンドオピニオン(県病)に行った結果、

「突発性腸間膜静脈硬化症」という、非常に珍しい病気と判明。
普通の腸閉塞と違い、漢方薬が原因?との事で、漢方薬禁止になり、
八味地黄丸と黄連解毒湯(内科で20年位処方されていた)が中止になる。
新たにマグミット錠(下剤)が追加になる。

※入院中はマグミットを過剰投与されていたせいか、酷い下痢気味で、
4/15夜、トイレの後に意識を失って倒れる。
意識は数分で戻ったが、冷汗と血圧降下(CT等撮るも異常なし)

詳細ですが、過去ログがありましたのでご参照下さい。

母っちゃの入院(1)

母っちゃの入院(2)

母っちゃの入院(3)~冬がら春さ☆

50代の時に脳梗塞になったんですが、極度のアレルギー体質のために、
当時の通常の血圧の新薬を飲むと「薬疹」が起きてたんです。
そのため主治医が漢方薬の「黄連解毒湯」を処方したんですが、
黄連解毒湯って長期服用すると【人によってはまれに】
腸が変形してしまうケースがあるという事が、近年になって分かったという事でした。

※服用した人すべてに起きる事ではありません。
母っちゃのケースはホント特殊な事例みたいです。。

※その後は血圧の薬も色々と開発されたため、
母っちゃの体質に合うものを処方してもらってます。

通院後の診察後に突然「右足がしびれる」と言いだし、

「もしかしたら当だった(脳梗塞)んでねが?」

って慌てて病院に戻ってCT検査してもらった事がありました。

CT検査の結果は異状なし…

「へば整形だな」

って事になり、翌日整形外科に行ったら、

「腰椎すべり症が悪化している」

との事で、週二回、腰に注射をする治療が始まりました。

母っちゃは元々、2階の寝室で寝ていたんですが、
変形膝関節症もあるし、腰も悪いしで、
トイレが1階なんで近い方がいいんじゃないかって事で、
退院後は、1階のちゅわこの部屋と交換しました。

なんだけど、なかなかなじんでくれなかったですね。。

環境が変わったせいか?物忘れや興奮が起きるようになりました。
夜中の12時に起きていきなり掃除を始めようとして、制止すると激高したり…
あとずっと落ち着いていたんだけど、再び「死にたい」などと
漏らしたりするようになりました。

一方で夕方になると居眠りしてしまい、
起こしてもすぐに寝てしまうようになりました。

入院前は内科の薬は母っちゃ自身が管理して服薬していたんですが、
退院後は一切分からなくなってしまったんです。
6~7種類あったので無理もないかな…と今更思ったりしますが(;^ω^)

で、ちゅわこが管理し飲ませることになりました。
なんですが、時々薬を飲み忘れたり、
飲んだのを忘れてまた飲もうとしたりしました。

頻尿の症状は入院中に尿とりパッドをするようになってから頻繁になりました。
夜中おしっこに2~3度起きるものの、時間の経過と共に
母っちゃの気持ち的にさほど気にならなくなっているみたいでした。

ネットで調べたら、メマリーかビタミンB12(メチコバール)が良いと知り、
心療内科の先生に「試してみたい」と相談したら、

「(同じ病院内に)認知症外来があるからそちらに転科しては?」

と言われ、移る事になりました。

認知症外来で、母っちゃが「レビー小体型認知症」と診断されました。
症状が複雑で治療も難しい認知症なんだそうです。

薬に関してはかなり詳しい先生でしたが、
その後も母っちゃの症状がしょっちゅう変わるので、
その後は正直手探り状態でした。。