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母っちゃ危篤の電話
7月11日の朝9時半ごろ、施設がら
「昨日から水も食べ物も受け付けなくなった」
って電話で起ごされだんず。
いつもだらとっくに起きでら時間なんだばって、なしてだが起ぎれねくて…
(ちなみに寝るのは朝の4時(^-^;)
前回、母の近況 書いだ頃~6月頃までは小康状態続いでで、
面会さ行って妹のモノマネしたっきゃ、うっすら笑ったりしてったんだばって。。
妹ば起ごして支度だのして、施設さ着いだのが10時半頃。
母っちゃは息はしてらものの、意識はねんた感じ。
もっとも、こご何ヶ月は起ぎでらんだが寝でらんだがはっきりさねんた感じで、
いつもの光景って言えばそうも思えだんだばって…
母っちゃの周りには、30年前に亡ぐなった父っちゃ、母方の婆っちゃ、
母っちゃより先に亡ぐなった叔父さん(母の弟)だぢが立ってだんだばって(早い話が全員お化け)
全員表情が暗いどご見ると、これはシャレになんねんだなって思ったんず。。
そうこうしてらうぢに母方の爺っちゃ(祖父・お化け)が来たっきゃ、
母っちゃ何やらしきりに口ばパクパクさせでで、たぶん何が喋ってらんだべけども、
声出でねーし、口の動ぎもよぐ分がんねがった(;´・ω・)
その間40分くらいがな…
この状態、まだ続ぐんでねがな?
コロナ禍に施設さ長居するのも迷惑なるしなぁ。
って思って、「何かあったら電話下さい」って施設の人さ喋って出だんず。
とうとう死んでまった…
その後ガソスタどコンビニさ寄ってお参りさ行ぐがなって
神社さ向がおうどした矢先に、施設がら電話来たんず。
「ちゅわこさん達が帰った後に様子を見に行ったら、息をしていなかったので、すぐに戻ってきて下さい!」
えっ!?帰り際に見だ時は息あったのに…
急いで施設さ戻ったばって、施設の人の言った通りで、母っちゃは亡ぐなってました。。
とうとう死んでまった…
「ごめんね…ごめんね…」
って母っちゃの声が頭の中でこだましたんず。
死に際見せてぐねがったんだべな…
さきた爺っちゃが出できた時、何が喋ってだばって、たぶんその後に連れで行がれだんだべなぁ。。
すぐに、往診の先生が看取りに来ました。
この数か月は、手足の浮腫みが酷くて、往診の先生の話では、
「身体が手足を犠牲にして内臓を守ろうとしてるために浮腫みが起きている状態だったけど、
最後は内臓を守り切れなかったという事ですね。」
って喋ってました。
痩せ細って骨ど皮だげさなってらのに、手足は浮腫みでパンパンで、
浮腫んだ手足の皮膚破れで水出できて布団濡れるはんで、腕ど足の周りさオシメ巻いで、
もぢろんお尻さもオシメ当でで、腰回りのでっけー床ずれが膿んでまって…
なもかも辛がったべな。。
それでも、水でも栄養剤でも、大嫌いでったお粥でも…一口でもいいはんで食おうどしてった。
不自由だ身体で、ろくたに喋れねのに、介護の人達さ愛想いぐしてらはんで、介護の人達だっきゃ、
「のりちゃんがら癒しばもらってます♪」
って言ってあったんだ。
ホントに…よぐ頑張ったな。。
牧師さんの遠隔お祈りど、叔母からのメッセージ
その後、往診の先生が診断書ば書ぎに病院さ戻り、
ちゅわこは病院さ行って先生が書いだ診断書ば取ってきて、
その間に施設の人が葬儀屋さ電話してくれ、葬儀屋が来るまでの間に、
母っちゃが若い頃に世話さなってだキリスト教会の牧師さんのスマホさ電話して
「遠隔お祈り」してもらったんず。
これは、母っちゃがボケる前に喋ってだ、唯一の遺言だはんでの~(^▽^;)
牧師さんは最初なんの事だが分がんねんた様子でったばって、
冬にお祈りのお願いばメールした説明したら思い出したようで、その場でお祈りしてくれました。
スマホばスピーカーONさして、母っちゃさ聞こえるように枕元さ置いで…
お祈り聞いでで、ちゅわこも妹も涙止まらねぐなってまった。。
牧師さんさお祈りしてもらった後に、千葉の叔母(母っちゃの妹)さ電話した。
叔母さん、ずっと母っちゃの事ば気にかげでで、
むったど手紙だの食い物だの送ってけでだんず。
「今、母っちゃが亡ぐなった。携帯枕元さ置ぐはんで、母っちゃさ声っこかげでけろ」
ってお願いしたっきゃ、電話口の向ごうで、
「のりこさん(母の名前)、あんだ、うぢの家でいぢばん長生ぎしたんだ!
本当によぐ頑張ったの~!
私もそう長ぐないど思うばって、もう少しだげ、こっちで頑張るはんで、
のりこさん待ってでけへの~!」
って喋って…まだ妹ど二人で泣いでました( ノД`)
そして葬儀屋へ
葬儀屋が迎えに来たので、母っちゃば乗せで行ってもらい、
ちゅわこど妹がうぢの車で葬儀屋の車の後ば付いで、葬儀屋さ向がったんず。
霊安室さ母っちゃば寝がへで、その後打合せしたんず。
葬儀はやらず、7月15日(金)に火葬のみ。
母っちゃは火葬までの間、葬儀屋さ預かってもらうごとになったんず。
お祈りしてけだ牧師さん、その後も心配して何回も電話くれでました。
火葬の日もお祈りに行ぐって言ってくれだんだばって、15日だって喋ったっきゃ、
当日スケジュール入ってだそうで、調整出来たら駆けつけるって喋ってました。
終わって家さ着いだのが夕方4時
ちゅわこの販売の仕事の依頼主がらこの日に荷物来る予定で、朝施設がら電話来た時になんとなぐ、
「4時過ぎだら家さ居らさるべ」
って思って、運送屋さ電話して4時過ぎに配達してけってだんだばって、なんとが間に合ったな。
ほどなぐして運送屋が荷物持ってきたんず。
依頼主は「少し送る」って言ったばって…送られできた荷物はなんと29箱(送りすぎだべな)
部屋はこった感じで人様通せる状態ではねぐ…母っちゃ葬儀屋さ預げでおいでいがったな(^▽^;)
火葬までの3日間
翌日葬儀屋の霊安室さ行ったっきゃ、母っちゃは小せ棺さ納められでだんず。
棺の前の祭壇さは線香どお鈴どお菓子の盛籠が。
キリスト教でやるって伝えでだばって、葬儀屋が既に仏式で用意してったんず。
葬儀屋の人がちょっと気にしてあったばって、
母っちゃは「牧師さんさ祈ってもらって」とは言ってだばって、
あんまり宗教さこだわりない人でったし、
ちゅわこもこだわりはないので(なんなら神様も仏様も普通に居るど思ってらし)
「なんもそういうの気にさねはんでそのままでいいです~!」
って喋ってそのままさしてもらってだんず。
線香上げて軽く拝んで、いつもの習慣で、
「また来るね」
って喋ったっきゃ、妹が
「また来るねって言うの、おかしぐない?」
と言ってきたんず。
ちゅわ「いやぁ、普通に言うでしょ」
妹「それがおがしいって!だいたいさ、お母さんここさ居る気しないんだよね。」
ちゅわ「うん、居ないね」
妹「じゃぁ、どこさ居るの?」
ちゅわ「昨日こご(葬儀屋)さ(遺体を)連れて来たじゃん。その時はうぢの車の後部座席に居たよ。」
妹「へぇ~」
うちの妹はバリバリ霊感あるばって、自分では全然ねぇど思ってで、
スピ的なものも一切否定するはんで、この手の話は家ではさねんず。
だばって珍しぐこった事聞いで来て、ちゅわこの返事ば素直に聞いでだんず(^-^;
ちなみに母っちゃ、体調良ぐなってどこさでも自由に行げるのがよほど嬉しいんだがさ?
あんましそばさ居る気配ば感じねんだぇな~。
家さ居でも、ちゅわこの後ろのダンボール箱の山の上さしか座るどごねしなぁ(^▽^;)
で連日、葬儀屋の霊安室さ行って、お線香あげでお鈴カンカーンってやって、
妹と形だけ拝んでらんだばって、隣で母っちゃ一緒に手合わせでで…
誰さ向がって拝んでらんず!?ってツッコミてぐなるんずw
火葬の前日の晩に、お祈りしてけだ牧師さんがら電話来て、
って連絡来たんず。
なんがその後も、葬儀屋の霊安室さ夫婦で来て、お祈りしてけでだみたいで…
こごまでしてもらえで、母っちゃも有難でしてらべなぁ。。
そうこうしてらうぢに火葬の日が来て
お昼前に葬儀屋さ向がったんず。
葬儀屋がら「棺さ入れるものあれば持ってきて下さい」って言われでだので、
家さあった聖書物語(挿絵がいっぱいついだ子供用の本)3冊持って行ったっきゃ、
葬儀屋「本は燃えにくいんで、バラバラにして棺に入れて下さい」
って喋られで、ちゅわこど妹ど葬儀屋の人でバラバラさして、母っちゃの周りさ広げだんず。
そして出棺。
斎場さついだっきゃ、先代の牧師さんが出迎えでくれでました。
先代の牧師さん、30年前に父っちゃ亡ぐなった時、通夜の席さ来てけだんず。
父方の婆っちゃ(父っちゃど血は繋がってない)のゴリ押しで禅宗での通夜葬式で、
和尚さんも弔問客(狭い部屋さ50人位w)も居る中、
祭壇さ向がって膝まづいで、でっけ~声でお祈りされてで、参列者が子供さ、
「ほら!牧師さんお祈りしてるよ!」
って喋ってらんたカオスだ通夜さなったんだぇなw
牧師さんはまず、棺の前でお祈りど、「いつくしみ深し」って讃美歌ば歌ったんず。
父っちゃが生前ラーメン屋ばやって時に客で行って一緒に歌った、
思い出の歌だそうで…妹ど号泣してまった(´;ω;`)
して牧師さん、荼毘に伏される前の、やせ細ってミイラみたけになった母っちゃば見で
と、、
それごそ、火葬炉さ入れられる直前まで、何度も祈りは続いだ。
牧師さんのお話
牧師さん、その後、母っちゃの火葬が終わるまで控室に居でくれで、色々話コした。
御歳が75歳くらいがな?
7年前に引退されて、今は青森の教会さは不定期参加で、
電話口で祈ってくれだ現牧師さんの代打とが、
月2回八戸の牧師さんの居ない教会で礼拝担当されでらとの事。
なんが色々ど話したばって、印象に残ったのが、
って事がな(^▽^;)
今、社会問題さなってる旧●一教会、キリスト教ば元の教義どしてらばって、
本来のキリスト教の教義は、「全財産お布施しろ」ってものではないそうです。
本来のキリスト教の教義は、
イエス・キリストを信じるか?=新約聖書の内容を信じるか?
という、至ってシンプルだもの。
要は【信念】みてだもんです。
教会さ通って説法を聞ぐ、献金(仏教で言うところのお布施)をする。というのは、正直二の次だとの事。
アーティストさ例えれば…CD買う、ライブさ行ぐ、ファンクラブさ入る…はさておいて、
そのアーティストの音楽だの、世界観だのが好きだが?って話。
ここで、ざっくりすぎる新約聖書の内容(^▽^;)
舞台さなったエルサレム周辺は昔から戦争が絶えない地域で、
このままだら全員破滅してしまる!って思った神様が、
自分の息子イエス・キリストば人間どして地球に派遣。
↓
病人ば治す、死んだ人ば生がす、1人の子供の弁当ば1万人が満腹さなる位増やすw
等の奇跡ば行いながら布教活動する。
↓
当時の権力者だぢ「なんだばこいつ!怪しいはんで死刑!」
↓
イエス・キリスト「僕が死ぬことで、皆さんが救われますように!ガクッ(死んだ)」
↓
3日後に復活(元々神様だはんでの~)
「みんな、僕が死刑になることで救われたんだよ!バイビー♪」(天国さ帰る)
たんげ軽いでばって(^▽^;)これが新約聖書の内容です~w
この一連の内容ば信じた人は、例えば犯罪歴があろうとも、
亡くなったら無条件で天国に直行できます♪というもの。
実際は仏教の檀家制度みたいなのがキリスト教さもあるわげですが、
別に教会行がねしてもOKだし、まして旧●一教会みてだ「全財産お布施」とが絶対ねーはんで!
って意味で
と牧師さんは仰ったわげです。キリスト教(プロテスタント)の葬儀とは
母っちゃに関しては
牧師さん
って言われました(^-^;
キリスト教の葬儀だばって、本来は亡ぐなる間際からスタートするそうです。
人の聴覚は亡ぐなる寸前まで機能してらそうで、亡ぐなる方さは、
って伝える程度で、亡ぐなってがらはご遺族のケアがメインさなるとの事。
ほんだのが~!知らねしたじゃ~(^▽^;)
まぁいが~、母っちゃもこれで十分満足だべ(^-^;
そうこうしてらうぢに、母っちゃが焼ぎあがって(←食べ物だがw)
葬儀屋の人さ呼ばれで、骨上げさ行ぎました。
牧師さんさ骨上げ手伝ってもらったんだばって、慣れでらんだがさやだら手際良がった(^▽^;)
上げだ骨っこば箱さ入れでもらって妹が抱え、
最後はちゅわこの車ば葬儀屋ど牧師さんが見送る感じで家さ帰りました。
コロナ禍さ入って、葬儀の形もずんぶ変わったみてで
ちゅわこ家のご近所でも、お寺だの葬祭ホールで人呼ばねで、
家族だげで通夜葬儀済ますって家ばりで、
母っちゃは生活保護受げでらのもあり、生活保護の葬祭費の範囲内で、
ほぼ直葬みてだ感じだったばって、牧師さんさ来てもらって祈ってもらったはんで、
少しは気持ちこもった送り方でぎだんでねべがの~。
帰ってがら妹も喋ってったばって、
今年って、たまたま行ったお寺の和尚さんさ声かけられて、お話伺ったり、
母っちゃの遺言でお願いした教会の牧師さんだぢがらいろんなお話伺ったり、
不思議なご縁でながなが無い貴重な経験さへでもらってらな~(^▽^;)
ありがで~事ですよね!