母っちゃの介護(15)ショートステイ代が払えなくなるの続きです~。
年末、妹と二人でバイトして、年内分のショートステイ費用の滞納はじめ、
各公共料金等の支払いを済ませました、一部翌年に持ち越されましたが…
そんな状態でしたが、ちゅわこの中ではまだ迷っていました。
母っちゃを施設に入れるか、このままショートステイと自宅で面倒を見るか…
正月明けの母っちゃの定期の通院の時、待合室でぼーっとテレビを見ていたら、
スッキリだったかな?在宅介護をしている人達を取材していたんです。
その中で介護者の一人が、
「認知症は精神障害者保健福祉手帳の対象になるから利用した方がいい」
と仰っていたんです。
税金や公共料金等の減免や割引が受けられるからって…
えぇぇ~そんなのあるの~!と率直に思いました(^-^;
ちなみにこういう制度です。ケースにより大した割引はないかもしれませんが、
在宅介護されてる方は知っておいて損はないかと思います。
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さて、ほどなく、母っちゃの診察の番が来て、担当医に
「精神障害者保健福祉手帳を受けたいのですが」
と言ったら、
「精神障害者保健福祉手帳は認知症も対応しています。
当院で申請代行しているから、受付で申請して手数料払えば適用になるけど
でもたいして割引にならないよ。
ていうか、もうそういう段階じゃないでしょ!
このままだと、ショートステイから利用を断られるよ!
生活保護前提でグループホームに契約しなさい!」
とかなり強い口調で言われました。。
ずっとためらっていたけれど…もう思いきらないと。。
ちゅわこ達の生活も再び困窮していました。
バイトは年末で終わり、年が明けたら求人はガタ減り…
青森だけかもしれませんが、年始~冬の間はホント仕事が無くなるんです。
蕎麦屋やホテルでホール係の週一の単発バイト、日当にして3千円位…
フリマアプリはじめ物販もやっていたけど、
微々たる金額で生活できるには程遠い状態でした。
それから一週間ぐらい後に、家族3人分の生活保護を申請しました。
後日、担当者が自宅に調査に来ました。
色々いちゃもん付けてお断りのパターンだろうなと予想していましたが、
担当者が最初に言われたのは、意外なひと言でした。
「こんなになる前に、相談に来てくれたら良かったのに…」
担当者が言うには、家族の介護で精神的にのみならず、
医療費や介護サービス費がかさみ、家族の稼ぎだけでは足りなくなり、
結果、共倒れになる家庭が結構な数に上るとの事でした。
自覚してなかったけど…そんなに酷かったんだ…
かなりショックでした。
担当者が言うには、母っちゃは条件が揃ってるので、受給できるけど、
ちゅわこと妹は「車を手放さないと受けられない」と言われました。
車はぜいたく品とされていて、今まで車を持っている人は、
よほど特殊な事情(山奥とか、障害があるとか)でないと、
受給できた例が無いんだそうです。
とは言え…ちゅわこの家は青森市の郊外でバスの便が悪く、
どこに行くにも車が無いと行けないような所です。
その日も、夜に浅虫までバイトに行く用事が入っていました。
車が無ければ、それすらも出来なくなります。
申請の際に生活保護課の相談員が
「原則車所有は禁止だけど、数ヶ月で自立して抜けるんだったら可能だ」
って言ってたんだけどな…
担当者
「あなたたちはすぐにでも自立したいんでしょ?
車手放してしまったら(生活保護から)抜けられなくなるかもしれないよ。
今は苦しいと思うけど、申し込むのはやめたほうがいいよ。」
そう言われ、申し込むのは母っちゃだけにする事に…
そこからが長かった(;´・ω・)
一旦3人で申請した書類が差し戻しで、母っちゃのみ改めて申請。
担当者から
「同居していると生活保護は受けられないから、
ケアマネージャーに連絡して有料老人ホームに入居の手続きをして下さい。」
と指示があり、ケアマネージャーに連絡し、
グループホームのリストを貰いました。
母っちゃの担当医が、
「有料老人ホームだと、依頼した事しかやってもらえないシステムなので、
状態が不安定なお母さんはグループホームでないとダメ!」
と言っていたので…
生活保護はグループホーム入居でも受けられるとの事でした。
リストを見ては電話して、見学の予約を取り、話を聞きに行く日々…
でも行った先はどこも満員><
入居者が亡くならないと空きが出ないとの事で…厳しい(;´・ω・)
そうこうしていたある日、ケアマネージャーから
「一件空きが出ました!」
と連絡を受け、急きょそこに行って入居手続きをしました。
家からはちょっと遠いんですが、空きが出ない以上やむを得ません。
市の生活保護課に母っちゃのみで再申請、グループホームに入居の手続き、
病院で診断書の申請、往診の手続き、合間にケアマネージャーと打ち合わせ、
さらに生活保護課から要請されて書類を取り寄せて生活保護課に提出…
ちょうどその頃、ショートステイで母っちゃが入浴中、
職員が目を離した時に転倒してケガをしたとの事で、
ショートステイの所長さんと一緒に、近くの病院に検査に行ったりしてました。
2月半ばに、ようやく母っちゃがグループホームに入居になりました。
そこから生活保護を改めて再申請。
(書類は半分位は提出していたので、残りの書類を出す形)
そんな感じで、1月後半~2月いっぱいは、
日中はこんな感じで、働きにも行けず(てかバイトも無い時期だし)
が、支払いはどんどんかさみ…
ちゅわこは車のローンの他に、カードローンなどもあったのですが、
支払が遅れると督促が凄くて、しつこく電話してくるわ、
払ったら払ったで「そのお金はどこから持ってきたのですか?」
と執拗に聞く始末(これってマニュアルなのか?)
昨年行った社会福祉協議会に再び、
生活福祉資金融資の相談に行ってみたけれど、
「○月○日に返済するという確約が無いと貸せない。
そんなに困っているなら生活保護受給したら?」
ここって絶対貸す気無いよな…と悟り、
そこからはカードローンに手を出していました(まぢヤバいループ突入)
でもこのままだと本当にまずい…考えた末、
今まで培ったネット販売のノウハウを教材にまとめ、販売する事に。
そして覚悟を決めました。
「これからは、ネットで生活して行く!」
この状態でそれは無謀だろとか、頭おかしいとか言われるかもしれませんが…
会社で働くのも、自宅で自営でネットで仕事するのも、
結局ハイリスクには変わりないなって…母っちゃの事もあったし、
だったら少しでも自由が利くネットでの生活を選んだんです。
3月に入り、生活保護課より、
「街角の年金相談センターで、支給額が記載された書類を貰ってきてください」
(すいません書類の名前失念しました)
と指示されて、年金相談センターに行って書類を出してもらったら、
なんと、母っちゃに未支給の年金があることがわかりました。
ちゅわこは知らなかったのですが…
平成29年8月より、年金の受給資格期間が10年に短縮され、
今まで遺族年金だけ受けていた母っちゃは、
嫁入り前後に働いていた期間の分が10年を超えるため、
その分も受け取れる事になっていたらしいのです。
これ、気付いてない人多いかもしれないですよね…
ちゅわこも「これあったら生活保護なんて申請してないよ~!」
って思いましたもん(;´・ω・)
社労士の友人から聞いた話ですが、法律上の理由で、
こちらから申請しないと教えてくれないとの事でしたので
詳しくはこちらをご参照下さい。
気になる方はダメ元でも問い合わせした方がいいですよ!
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新たに年金を受けとれる方が増えます(受給資格期間25年→10年)
母っちゃが今まで未支給になってたのが30万ちょっとかな…
その他に、今までの遺族年金に少し加算されて支給されるらしいのです。
その事を生活保護課の担当者に伝えたら、
「すぐに手続きして下さい!
5月頃に未支給分が支給されると思いますが、
それまでは生活困窮状態ですので、保護費で立て替えます。
未支給分の年金は収入と見なすので、5月に支給されたら、
そこで受給はストップになり、保護費は返却しなければなりません。」
と言われ、支給の手続きをしました。
あとは年金機構から振込等の連絡が来たら、
生活保護課に連絡する事になりました。
3月20日ごろになって、ようやく生活保護が支給開始になりました。
生活保護課で書類を渡されて説明を受け、その後役所内の銀行で現金で受け取り。
その足で滞納分のショートステイ費を払いました。
(後から担当者に言われました、これは借金の返済に当たるので
やってはいけなかったそうです…事情は分かってたようですが、、)
4月になり、ちゅわこのネット販売が少し持ち直してきて、
借金を重ねる生活がようやくストップ!
けど、ホッとしたのも束の間でした。
令和に入り、母っちゃの未支給の年金が振り込まれました。
生活保護課に連絡した所、
「今まで支給された保護費30万円は全額返済
この先の支給は停止になるので、
とりあえず30万円は(返却する時のため)
使わないで取っておいて下さい。」
現在、担当者と上司で協議中だそうです。
恐らく今週か来週辺りかな~と思っていますが、連絡待ち←今ここ
支給開始前から分かっていた事だけれど…
これからは母っちゃの年金では賄えないグループホーム費用も、
ちゅわこの稼ぎで払っていかないと行けなくなります。
自分の借金だけでも相当なのに…やっぱ不安ですよ。。
この先、本当にどうしようもなくなったら、
ちゅわこ達も車手放して、破産宣告受けて、生活保護申請になるだろうけど…
そうなる前に、もう少しあがいて行こうと思います。
今ひとつだけ言えるのは、ご家族を介護されてる皆様はどうか、
ちゅわこみたいになるなよ~!!!
って事ですかね(^-^;
ちなみに母っちゃの見舞いには毎週行っております。
先日は「会いたかったよ~!」と手をつかんで離さなくて、
親戚から来たお手紙を読んで帰ろうとしたら、
「私も連れてって~!」と言ってきたと思った次の瞬間、
隣の席の入居者さんと談笑始めてました(早)
ショートステイに居た頃は、手拭きの紙をポケットにいっぱい詰め込んだり、
食べたりしてましたが、今はそれもないようです(^▽^;)
8/5追記
その後、役所の方で審査したっきゃ、母っちゃの医療費が月あだり20万以上と、
かなりかかっている事が判明し、役所内で協議した結果、
母っちゃの生活保護は引き続き継続になりました。
ただし、保護費の支払いは当面ストップで、医療費と介護費の一部のみ適用、
現状で払われ過ぎになった保護費は返還しなければならないとの事でした。